派遣社員の時給は職種でこんなに違う|東京・大阪・名古屋・地方別の相場を徹底比較

派遣社員の時給は職種でこんなに違う東京大阪名古屋地方別の相場を徹底比較 派遣社員のはじまり
派遣社員の時給は職種でこんなに違う東京大阪名古屋地方別の相場を徹底比較

派遣で働こうと思ったとき、まず気になるのが時給ですよね。

「自分の職種って、相場はいくらくらいなんだろう?」
「東京と地方では、やっぱり違うの?」
「同じ事務でも、会社によって時給が違うって本当?」

そんな疑問に、派遣歴約30年・就業先40社以上の現役派遣社員ツルコがお答えします。

職種別・都市別の時給相場を一覧でまとめました。数字だけではなく、実際に働いてきた経験から感じたリアルもお伝えします。

時給だけで仕事を選ぶと失敗することもある、というのが30年の実感です。その話も最後にします。

派遣社員の時給、全国平均はいくら?

派遣社員の時給は、2024年時点で全国平均1,500円前後が目安とされています。
各派遣会社の公開求人情報をもとにした数字です。

ただし、この数字はあくまで平均値。
職種や地域によって、実際の時給はかなり幅があります。

大まかな傾向としては、以下のとおりです。

  • IT・エンジニア系:2,000円以上も珍しくない
  • 事務系:1,200〜1,700円が中心
  • データ入力・軽作業系:1,100〜1,400円が中心

同じ「派遣社員」でも、職種が違えば時給がほぼ倍になることもあります。
また、同じ職種でも、東京と地方では200〜400円ほどの差が出ることもめずらしくありません。

次のセクションで、職種別・都市別の時給相場を一覧にまとめました。
自分の職種の相場感をつかんでみてください。

職種別・都市別の時給相場一覧

職種や地域によって、時給はこれだけ変わります。

※各派遣会社の公開求人情報をもとにした2024年時点の目安です。実際の時給は案件・スキル・経験によって異なります。

派遣社員の時給は職種でこんなに違う東京大阪名古屋地方別の相場を徹底比較.

派遣社員の時給は職種でこんなに違う東京大阪名古屋地方別の相場を徹底比較.

職種 東京 大阪 名古屋 地方(札幌・仙台・
福岡など)
一般事務・OA事務 1,500〜1,700円 1,350〜1,500円 1,300〜1,450円 1,200〜1,350円
経理事務 1,600〜1,900円 1,450〜1,700円 1,400〜1,600円 1,250〜1,450円
営業事務 1,500〜1,700円 1,350〜1,550円 1,300〜1,500円 1,200〜1,380円
データ入力 1,300〜1,500円 1,200〜1,400円 1,200〜1,380円 1,100〜1,280円
CADオペレーター 1,500〜1,800円 1,400〜1,650円 1,400〜1,650円 1,250〜1,500円
コールセンター(受信) 1,400〜1,600円 1,350〜1,550円 1,300〜1,500円 1,200〜1,400円

この表はあくまで目安です。
同じ職種・同じ地域でも、派遣会社や案件によって時給が変わることはよくあります。
その理由については、後ほど詳しく説明します。

職種ごとの時給の特徴と実体験

数字だけではわからない、各職種のリアルをお伝えします。

一般事務・OA事務

事務系の中では求人数が多く、未経験でも入りやすい職種です。
そのため、時給は控えめになりやすい。

私が経験して感じたのは、「業務範囲が広がっても時給は上がりにくい」ということです。
最初は決まった業務だったのに、気づけばどんどん仕事が増えていく。
それでも「これ以上は上がりません」と言われたことがあります。
スキルや経験があっても、時給に反映されにくいのが事務系の現実です。

経理事務

簿記などの資格があると時給が上がりやすい職種です。
専門スキルが時給に直結するので、資格を持っている方には狙い目です。

営業事務

一般事務より少し時給が高めの案件が多い印象です。
営業担当のサポートや顧客対応など、業務範囲が広いぶん、求められる範囲も広くなります。

データ入力

時給は低めです。
ただし、未経験・ブランクありでも入りやすく、派遣の入り口として選ぶ方も多い職種です。

CADオペレーター

技術職なので、経験年数とスキルが時給に反映されやすい職種です。
私自身、約1年の間に1,300円スタートから現在は1,500円になりました。

建設・土木系のCAD案件は特に人手不足で、長く続けられる人には派遣先も時給を上げてくれる傾向があります。
なので、スキルをしっかり持っていれば、地方でも比較的高い時給が狙えます。

コールセンター(受信)

以前は「誰でもできる仕事」として時給が低めでした。
しかし最近は、特に地方で人手不足の影響から時給が上がってきています。

私が派遣で経験したコールセンターは、感情的になっている方の対応が続く業務でした。
精神的な消耗が大きく、同期がいたから続けられましたが、ひとりだったら早々に辞めていたと思います。
要するに時給だけで選ぶと、しんどさに後から気づくことがある職種です。

同じ職種でも登録する派遣会社で時給が変わる理由

実は、同じ職種・同じエリアでも、登録する派遣会社によって時給が大きく変わることがあります。

その理由のひとつが、派遣会社の「専門特化型のグループ会社や部門」の存在です。

大手派遣会社の多くは、総合的な派遣サービスとは別に、IT・エンジニア系に特化したグループ会社や専門部門を持っています。
同じ派遣会社グループでも、総合サービス経由で応募するのと、IT・技術系特化のグループ会社・部門経由で応募するのとでは、同じOA事務・CAD・IT系の仕事でも時給に差が出ることがあります。

私自身、以前ある専門特化型の派遣サービス経由で仕事を紹介してもらったことがあります。
通常のOA事務の時給相場より明らかに高かった記憶があります。

IT系・技術系の職種を希望している方は、通常の派遣会社だけでなく、IT・技術系に特化したサービスにも登録しておくと選択肢が広がります。
また、こうした専門特化型のサービスは、派遣だけでなく正社員前提の紹介予定派遣の求人も多い点が特徴です。

もうひとつ、時給に差が出る理由があります。
それが「派遣先企業の本社所在地」です。

本社が東京の企業が地方に拠点を持っている場合、東京本社の給与水準に合わせた時給が設定されることがあります。
地方に住みながら、東京相場の時給で働けるケースがあるということです。

私が実際にそういった案件に入ったことがあります。
地方にいながら、周囲の相場より明らかに高い時給でした。
同じ地域・同じ職種でも、派遣先企業によってこれだけ差が出るのかと驚きました。

時給の相場はあくまで目安です。
登録する派遣会社・応募する案件によって、実際の時給は大きく変わることを覚えておいてください。

時給だけで選ぶと失敗する?40社経験者が思うこと

時給は大事です。
時給が上がれば生活にゆとりが生まれるだけでなく、「自分のスキルが認められた」という実感につながり、仕事へのモチベーションも上がります。
でも、時給だけで仕事を選ぶと後悔することがあります。
40社以上を渡り歩いてきた経験から、正直にお伝えします。

高時給の仕事には理由がある

時給が高い仕事には、それなりの理由があります。

  • スキルや経験が高いレベルで求められる
  • 精神的・肉体的な負荷が大きい
  • 人が定着しにくい職場環境である

コールセンターの仕事がまさにそうでした。
時給は悪くなかった。
でも、毎日感情的な電話を受け続ける消耗は、時給には換算できないものでした。

低時給でも長く続けられる仕事がある

逆に、時給が低めでも居心地がよく、結果的に長く続けられる職場もあります。
長く続けることで時給が上がっていくケースもあります。

私のCADオペレーターの経験がそうです。
最初の時給は決して高くありませんでした。
しかし、スキルを認めてもらい、長く続けることで時給は上がっていきました。

地方でも高時給案件はある

「地方だから時給が低い」とあきらめる必要はありません。
本社が東京の企業が地方拠点に派遣を募集している場合、東京相場の時給が設定されていることがあります。

時給の相場は参考にしつつ、職場環境・仕事内容・続けやすさも総合的に判断することをおすすめします。
それが、派遣で長く安定して働くコツだと、30年の経験から思っています。

派遣社員の賃金に関する制度については、厚生労働省の情報もあわせてご確認ください。
厚生労働省:労働者派遣事業

まとめ

派遣社員の時給は、職種・地域・登録する派遣会社によって大きく変わります。

この記事のポイントをまとめます。

  • 全国平均は2024年時点で1,500円前後が目安
  • 東京と地方では同じ職種でも200〜400円の差が出ることがある
  • IT・技術系は事務系より時給が高い傾向がある
  • 専門特化型のグループ会社・部門経由だと時給が上がることがある
  • 本社が東京の企業の地方案件は、東京相場の時給になることがある
  • 時給だけでなく、職場環境・仕事内容・続けやすさも総合的に判断する

時給の相場を知っておくことは、派遣で働くうえでの大切な武器になります。
ただし、相場はあくまで目安です。

自分に合った職場で長く続けることが、結果的に時給アップにもつながっていく。
それが40社以上を渡り歩いてきた私の実感です。

派遣登録や顔合わせについては、こちらの記事も参考にしてください。
派遣社員として働くための第一歩!派遣会社の登録の流れを解説
派遣の顔合わせ(会社見学)当日の流れと準備を解説

 

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