派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説

派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説 派遣社員のはじまり
派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説

派遣社員として働いてみたいけれど、何から始めればいいかわからない。そんな方に向けて書きました。

派遣で働くには、まず派遣会社への登録が必要です。
でも、登録って何をするの?
当日どんな雰囲気なの?
登録したら絶対に働かないといけないの?
はじめての人には疑問だらけですよね。

この記事では、Web仮登録から当日の持ち物・流れ・スキルチェック、登録後の仕事の探し方まで、30年以上の派遣経験をもとに体験談つきで解説します。
読み終わる頃には「なんだ、思ったより難しくないな!」と感じてもらえるはずです。

派遣登録の前に知っておきたいこと

「派遣登録って何をするの?」「登録したら絶対に働かないといけないの?」
そんな疑問を持ったまま、なんとなく不安で一歩踏み出せていない方も多いのではないでしょうか。

まず安心してほしいのですが、派遣登録には次のような基本ルールがあります。

  • 登録は無料です。お金は一切かかりません
  • 登録しただけで働く義務はありません
  • 複数の派遣会社に登録してもOKです
  • 紹介された仕事を断ることもできます

つまり、派遣登録は「就職」ではなく「仕事を探すためのスタート地点」。
気軽に登録してみることができます。

それぞれの詳しい内容は記事の後半のQ&Aでも解説しています。
まずは登録の流れを一緒に見ていきましょう!

派遣会社との出会い方

派遣会社に登録しようと思ったとき、「どの会社にすればいいんだろう?」と悩む人も多いと思います。
でも実は、最初から派遣会社を意識して探す人はそれほど多くありません。

よくあるのはこんなパターンです。

求人サイトで気になる仕事を見つけたら、派遣会社だった

リクナビやIndeedなどの求人サイトで「この仕事やってみたい」と思って応募しようとしたら、募集元が派遣会社だった、というケースが今は一番多いようです。
求人内容が先にあって、結果的に派遣登録することになる流れですね。

すでに派遣で働いている人の口コミ

派遣先で一緒に働いている派遣社員から「この派遣会社、対応がいいよ」と聞いて登録する、というパターンもあります。
実際に働いている人の生の声は信頼できますよね。

どの派遣会社がいいか迷ったら、まずは大手に登録しておけば大きく外れることはありません。
また、1社だけでなく複数登録するのもおすすめです(複数登録についてはQ&Aで後述します)。

私自身は、先に都会へ引っ越した友人が派遣社員として働いていて、「派遣登録というものがあるよ」と教えてもらったのがきっかけでした。26年前のことなので当時はインターネットもまだまだの時代でしたが、今なら求人サイトで探すのが一番手軽だと思います。

まず派遣会社の公式サイトからWeb仮登録をしよう

派遣会社に興味を持ったら、まず最初にやることは派遣会社の公式サイトからのWeb仮登録です。

Web仮登録でやることはシンプルで、主に以下の3つです。

  • 氏名・住所・連絡先などの基本情報の入力
  • 職歴・保有資格の入力
  • 来社日程の予約

ここで入力した情報が、後日来社したときの本登録の土台になります。
来社前に入力しておくことで、当日の手続きがスムーズになります。

来社日程の予約について

来社日程はWeb仮登録の時点で予約します。
派遣会社があらかじめ用意している日時の枠の中から、第1候補〜第3候補ほどを選んで申し込む形です。
希望の日時で予約が取れるとは限らないので、都合のつく日程はできるだけ多めに候補として選んでおくとスムーズです。

来社は必要?オンラインで完結できる?

基本的には来社して本登録するのが前提です。
Web仮登録はあくまで「事前準備」のステップ。
ただしコロナ以降、オンライン面談で対応してくれる派遣会社も増えました。
一方で、オンライン対応ができると書いてあっても来社を求めてくる会社もあるので、事前に確認しておくと安心です。

私が再登録した際、派遣会社のシステム入れ替えにともなって「もう一度Web登録し直してください」と連絡が来たことがありました。既存の登録者にも改めてWeb登録を求めるくらい、今やWeb登録は派遣会社の基盤になっているんだなと感じました。

登録当日までに準備しておくこと

来社日が決まると、派遣会社からメールか電話で持ち物の案内が届きます。
派遣会社によって多少異なる場合もありますが、だいたい以下のものを準備しておけば大丈夫です。

持ち物リスト

  • 写真付き履歴書
  • 職務経歴書
  • 身分証明書(マイナンバーカード)
  • 銀行通帳またはキャッシュカード
  • 筆記用具
  • 和暦・西暦変換一覧表(印刷して持参がおすすめ!)

和暦・西暦一覧表はなぜ必要?

登録当日は、学歴・職歴を小学校卒業から順番に入力させられることがあります。
しかも派遣会社によって、また同じ会社でもシステムや様式によって和暦・西暦どちらで入力するかがバラバラです。
その場でいちいち変換を調べていると時間がかかるし、筆記試験などがある場合スマホ使用禁止という場合もあるので、あらかじめ印刷して持っていくとスムーズです。
これは経験者ならではのちょっとしたコツです。

履歴書はクリアファイルに入れて持参を

写真付き履歴書を持参するよう言われることがほとんどです。
さらに当日、派遣会社のカメラで改めて写真撮影されることもあります。
びっくりするかもしれませんが、よくあることなので慌てなくて大丈夫です。

この写真撮影は本登録の最初の1回だけで、その後新たに撮影されることはありません。
私自身、25年以上前に撮ったきりの写真がいまだに使われているはずです。

登録会場で、小さいカバンからくしゃくしゃの履歴書を出している人を見たことがあります。第一印象に関わるので、履歴書は必ずA4サイズのクリアファイルに入れて持参することをおすすめします。

服装はオフィスカジュアルでOK

スーツでなくても大丈夫です。
清潔感のあるオフィスカジュアルで臨みましょう。

登録当日の流れ

いよいよ来社当日です。
登録は基本的に以下の流れで進みます。
所要時間は派遣会社によって異なり、事前に届くメールや電話の案内に予定時間が書いてあることが多いです。
その時間より少し余裕を持ったスケジュールで臨みましょう。

STEP1 受付

受付で来社した旨を伝えると、案内されて手続きがスタートします。
都会の派遣会社は駅近くのビルの一角にあることが多く、洗練されたオフィスの雰囲気に少し緊張するかもしれませんが、心配しなくて大丈夫です。

案内された先は多くの派遣会社は、パーテーションで区切られた個別のPC席が用意されているはずです。
STEP2〜4はここで進めていきます。
試験監督はつかず、終わったらPC横の内線電話で担当者に終了を伝えるのが一般的です。

STEP2 パソコンで情報入力

Web仮登録で入力した内容をベースに、氏名・住所・連絡先・学歴・職歴・保有資格などを派遣会社のシステムに入力していきます。
希望職種・勤務地・時給などの希望条件を入力する場合もあります。
小学校卒業から入力を求められることもあるので、和暦・西暦一覧表を持参しておくと役立ちます。

STEP3 スキルチェック

一般常識テスト

パソコンで行う場合と、筆記で行う場合があります。
内容は漢字や簡単な数学で、書店で売っている就活用の一般常識の問題集よりは簡単なものが多いです。
所要時間は10〜15分程度。たまに「重なった四角は何個あるか」のような適性テストが含まれることもあります。

PCスキルチェック

以下のソフトのテストを受けます。

  • データ入力・テンキー入力
  • Word・Excel・Access・PowerPoint (初級・中級・上級)

受けるレベルは経歴を見ながら担当者に「だいたいこのくらいできますか?」と確認されてから決まります。
例えばWord中級を受けて余裕があれば「上級も受けますか?」と聞かれる流れです。
受けたくない場合は断ることもできます。

私はExcel上級のテスト範囲にマクロが含まれていたので、「受けますか?」と聞かれてできないからと断りました。無理して受ける必要はありません。ただスキルチェックである以上、受けた結果は仕事紹介の参考にされます。できる範囲で挑戦しておいた方が、自分のスキルをちゃんと伝えられるという意味でもプラスになるはずです。

スキルチェックで不安な方へ

試験の内容や形式は派遣会社によってさまざまです。
「筆記があると聞いて不安」「パソコン試験は無理かも」と感じる方もいるかもしれません。
でも、できないことはできないと正直に伝えればOK。場合によっては受けなくて済むこともあります。

それよりも、できる範囲でぜひ挑戦してみてください。
20年ぶりに数学の問題を解いたり、久しぶりにWordを触ってみたり。せっかくの機会なので、貴重な体験として楽しんでしまいましょう!

STEP4 コンプライアンス研修

スキルチェックの前後に、派遣社員としての働き方やルールについてのビデオ研修があります。
約20分ほどです。「派遣ってどういう仕組みなの?」という疑問もここで解消されます。

STEP5 担当者との面談

入力した経歴の確認と、希望条件のヒアリングが行われます。
希望職種・勤務地・時給・勤務時間のほか、妥協できる条件・絶対に譲れない条件なども聞かれます。
担当者が聞き取りながらその場で補足入力してくれます。希望条件は遠慮せずにしっかり伝えましょう。

担当者の雰囲気は派遣会社によってかなり違います。淡々としている人、共感しすぎる人、いろいろいました。相性もあるので、複数の派遣会社に登録して比べてみるのもひとつの手です。

STEP6 求人の紹介

面談の最後に、その場で求人をいくつか紹介してもらえることがあります。

私が最初に紹介された求人は希望とはかけ離れていて、正直手ごたえなく帰宅しました。でも翌日に電話がかかってきて、改めてちゃんとした求人を紹介してもらえました。当日の求人が微妙でもあきらめないで!

所要時間の目安

職歴が少なくスキルチェックが少ない方は約1時間、職歴が多くスキルチェック項目が多い方は2時間以上かかることもあります。時間に余裕を持ったスケジュールで来社することをおすすめします。

登録後〜仕事紹介までの流れ

登録が完了したら、いよいよ仕事探しのスタートです。
ここで多くの人が最初に戸惑うポイントがあるので、しっかり押さえておきましょう。

登録後はいつ連絡が来る?

登録翌日〜数日以内に派遣会社から連絡が来ることが多いですが、必ずしも連絡が来るとは限りません。
待っているだけではなく、自分からも積極的に動くことが大切です。

私は登録当日に紹介された求人が希望と全然合っていなくて、手ごたえなく帰宅しました。でも翌日に電話がかかってきて、改めてちゃんとした求人を紹介してもらえました。

会員サイト(マイページ)を活用しよう

登録後は派遣会社の会員サイト、いわゆるマイページにログインできるようになります。
ここには自分の登録情報が管理されているほか、派遣会社からの連絡も届きます。
「こんな企業にエントリーしませんか?」といったお知らせが来ることもあるので、こまめにチェックする習慣をつけましょう。

自分からも動けます「エントリー」を忘れずに

マイページでは自分で求人を検索して「エントリー」ボタンで応募することもできます。
面談の最後に担当者から「気になる求人があればいつでも連絡してください」と言われることが多いのですが、これはマイページから自分でエントリーできますよという意味でもあります。

私は最初、担当者が選んで紹介してくれるものだと思っていて、ずっと連絡を待っていました。自分からエントリーできると気づいていなかったんです。登録したらまずマイページをチェックする習慣をつけましょう!

エントリー後の流れ

エントリーしたらすぐに派遣先との対面、というわけではありません。
まず派遣会社の社内選考があり、それを通過した人が次のステップへ進める仕組みになっています。

ここで一つ知っておいてほしいのが、派遣では「面接」という言葉を使いません。
派遣先との対面は「顔合わせ」や「会社見学」と呼ばれます。呼び方が違うだけで戸惑わないようにしておきましょう。

求人にはタイムラグがある

気になる求人を見つけてもすでに他の人が面談中、というのはよくあることです。
派遣先への顔合わせに進めるのは基本的に1人だけなので、求人サイトに掲載されている時点ですでに選考が進んでいると、エントリーしても間に合わないケースがあります。
気になった求人はすぐにエントリーするのが鉄則です。

登録しようと思ったきっかけの求人が、登録した時点ですでに他の人が面談まで進んでいたことがありました。タイムラグがあることは最初に知っておいてほしいポイントです。

紹介された仕事は断ってもいい?

断ってもOKです。
希望に合わない仕事を無理に受ける必要はありませんし、顔合わせ(会社見学)の段階まで進んでも断ることができます。
ただし断り続けると紹介してもらいにくくなる可能性もあるので、登録時に希望条件をしっかり伝えておくことが大切です。

よくある疑問Q&A

派遣登録を考えている方からよく聞かれる疑問をまとめました。

Q. 登録にお金はかかりますか?

かかりません。
派遣会社への登録は完全無料です。派遣会社は働いた人を企業に紹介することで企業側から報酬を受け取る仕組みなので、登録者が費用を負担することは一切ありません。

Q. 登録だけして働かなくてもいいですか?

大丈夫です。
登録したからといって必ず就業しなければならない義務はありません。
実際に私も登録だけして就業しなかったことがあります。

Q. 複数の派遣会社に登録してもいいですか?

問題ありません。
むしろ複数登録はおすすめです。
派遣会社によって保有している求人が異なるので、登録する会社が多いほど仕事の選択肢が広がります。私自身も複数登録しています。

実は同じ派遣先企業の求人を複数の派遣会社が出しているケースがあり、派遣会社によって時給が違うことがあります。
複数登録しておくと条件を比べられるので、より良い条件で働ける可能性が上がります。
これも複数登録をおすすめする理由のひとつです。

Q. 紹介された仕事を断ることはできますか?

できます。
希望に合わない仕事を無理に受ける必要はありませんし、顔合わせ(会社見学)の段階まで進んでも断ることができます。
ただし断り続けると紹介してもらいにくくなる可能性もあるので、登録時に希望条件をしっかり伝えておくことが大切です。

派遣社員の権利や仕組みについてさらに詳しく知りたい方は、厚生労働省「派遣労働者・労働者の皆様へ」も参考にしてみてください。

まとめ

派遣登録の流れをまとめると、次のようになります。

  1. 派遣会社の公式サイトからWeb仮登録・来社日程の予約
  2. 持ち物を準備して来社
  3. 情報入力・スキルチェック・コンプライアンス研修・面談
  4. 登録後はマイページをチェックしながら自分からもエントリー

はじめての派遣登録は不安に感じることも多いと思いますが、準備をしっかりしておけば思ったよりずっとスムーズに進みます。
登録は無料ですし、働く義務もないので、まずは気軽に一歩踏み出してみてください。

この記事が、派遣で働くための第一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。

顔合わせ・会社見学の流れについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→【派遣の顔合わせ・会社見学とは?当日の流れと準備を徹底解説【体験談あり】

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