派遣登録が終わって、いよいよ仕事探し。
でも「顔合わせって面接と何が違うの?」「当日はどんな流れ?」「何を準備すればいい?」と不安になる方も多いと思います。
実際のところ、顔合わせは普通の面接とは少し違います。
派遣会社の担当者が同行してくれるので、全部を一人で背負う必要はありません。
この記事では、30社以上の顔合わせを経験した筆者が、エントリーから当日の流れ、合否連絡までを体験談ベースで解説します。
「顔合わせって結局どういう空気感なの?」という部分まで、できるだけリアルにまとめました。
読み終わる頃には、必要以上に身構えなくても大丈夫だと感じてもらえるはずです。
派遣登録がまだの方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
→【派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説】
顔合わせ・会社見学とは?面接との違い
顔合わせとは、派遣会社の担当者・派遣スタッフ・派遣先企業の三者で行う、仕事内容や職場環境の確認の場です。
所要時間は15〜30分ほど。
職場見学まで含まれる場合は、1時間程度になることもあります。
「顔合わせ」「会社見学」という呼び方になっているのは、労働者派遣法で派遣先企業による選考が禁止されているためです。
そのため、建前上は「面接」という言葉を使いません。
また、通常の面接と違って、住所や家族構成、前職の会社名などを聞かれることは基本的にありません。
ただ、現実的には第一印象や受け答えはかなり見られています。
「選考ではない」という形式でも、実際には合否が出る場だと思って準備しておく方が安心です。
エントリーから顔合わせ決定までの流れ
エントリーの2パターン
顔合わせまでの流れは、大きく2パターンあります。
- ひとつは、自分で求人を見つけてマイページから応募するパターン。
- もうひとつは、派遣会社から電話やメールで求人を紹介されるパターンです。
電話で案件紹介を受ける時は、その場で企業サイトを見ながら話すとかなり便利です。
仕事内容や会社規模のイメージが掴みやすくなります。
エントリー後は社内選考がある
エントリー後は、まず派遣会社内で社内選考が行われます。
複数の応募者の中から候補者が絞られ、その後スキルシートが派遣先へ送られます。
なお、「まだ社内選考中」と聞いていたのに、派遣先側で見送りになっているケースもあります。
派遣は、思っている以上に裏側で同時進行しています。
スキルシートとは?
スキルシートは、派遣会社が作成する職務経歴書のようなものです。
氏名はイニシャル表記になり、過去の勤務先名は伏せられます。
職種ごとの経験やスキルが整理されるため、転職回数が多い場合でも経歴が見えやすくなるメリットがあります。
ただし、派遣会社側が作成するので、内容にズレがあることもあります。
顔合わせ当日にエントランスで確認時間があるので、そこで必ずチェックしましょう。
顔合わせ前にやっておきたい企業リサーチ
事前に派遣先の企業サイトを軽く見ておくだけでも、当日の安心感がかなり変わります。
最低限、次のあたりは見ておくのがおすすめです。
- どんな会社なのか
- どんなサービスを扱っているのか
- 創業年・従業員数・事業規模
- 支店数や部署数
さらに口コミサイトなどで評判を見ておくと、「自分に合いそうか」の判断材料にもなります。
紹介電話の段階で違和感を持てるようになると、ミスマッチも減ります。
顔合わせ当日の服装・持ち物
服装
基本的にはスーツ指定が多いです。
「オフィスカジュアルでOK」と言われない限り、スーツで行く方が無難です。
持ち物
- 筆記用具・メモ帳
- クリアファイル
- A4書類が入るバッグ
履歴書は不要です。スキルシートが代わりになります。
また、会社案内や資料を渡されることもあるので、A4サイズがしっかり入るバッグがおすすめです。
顔合わせ当日の流れ
STEP1 営業担当と待ち合わせ
派遣先ビルのエントランスで、派遣会社の営業担当と合流します。
15分前集合が一般的です。
営業担当とは、この日が初対面というケースも珍しくありません。
STEP2 スキルシート確認
営業担当が持参したスキルシートを確認します。
この時間はかなり重要です。
- 派遣先が求めている人物像
- 前任者の情報
- 聞かれそうな質問
- アピールポイント
こういった内容を、ここですり合わせます。
営業担当がどこまで準備してくれているかで、顔合わせのやりやすさがかなり変わります。
STEP3 入室・挨拶
時間になったら、営業担当と一緒に入室します。
最初は笑顔で挨拶できれば十分です。
STEP4 業務説明
仕事内容や職場環境、働き方について説明を受けます。
メモを取ること自体より、「ちゃんと話を聞いているか」を見られている感覚はありました。
メモばかりに集中するより、相手の目を見て聞く方が印象は良かったです。
STEP5 自己紹介
自己紹介は1〜2分程度が目安です。
営業担当が代わりに紹介してくれる場合もあります。
内容としては、
- これまでの経験
- 得意な業務
- 活かせそうなスキル
を簡潔にまとめれば十分です。
STEP6 質疑応答
ここでは、派遣先から質問を受けたり、こちらから逆質問をしたりします。
よく聞かれる内容は次のようなものです。
- これまでの経験
- 通勤時間
- 残業対応の可否
- ソフトの使用経験
逆質問では、
- 職場の雰囲気
- 1日の流れ
- 服装ルール
- 指揮命令者の雰囲気
などを聞くと自然です。
逆に、給与や交通費などの条件面は、その場では聞かず派遣会社経由で確認するのが基本です。
STEP7 職場見学
デスクや休憩室、実際のフロアを見せてもらえることがあります。
一緒に働く人の雰囲気は、この時にかなり見えます。
STEP8 終了後の意思確認
顔合わせ後、営業担当とエントランスへ戻って「どうでしたか?」と確認されます。
ここで断ることも可能です。
違和感があった場合は、正直に伝えて大丈夫です。
顔合わせ後〜合否連絡まで
合否は早ければ当日中、遅くても翌日くらいには連絡が来ることが多いです。
その後、出勤日や手続きの案内がショートメールなどで届きます。
また、顔合わせで見送りになっても、すぐ別案件を紹介されることは普通にあります。
実際、同じ企業で別ポジションを後日紹介されたこともありました。
「今回は合わなかった」くらいで考えておく方が気持ちは楽です。
同行する担当者で空気が変わることもある
顔合わせに来る担当者によって、進めやすさはかなり変わります。
経験豊富な営業担当だと、場を自然に回してくれたり、こちらが詰まった時にフォローしてくれたりします。
逆に、慣れていない担当者だと、全部こちら任せになるケースもあります。
エントランスでの事前すり合わせが雑だった場合は、少し身構えておくと安心です。
知っておきたいリアルな話
新人営業の同行練習になることがある
新人営業の研修を兼ねて同行されるケースがあります。
悪いことではありませんが、進行がぎこちない場合もあります。
違和感のある質問をされることもある
派遣先担当者が面接慣れしていない場合、びっくりする質問が飛んでくることがあります。
過去には、飲み会参加を強く求めるような話をされたこともありました。
「ちょっとおかしいな」と感じたら、無理に合わせる必要はありません。
違法なスキルチェックが行われるケースもある
顔合わせ中に、Excelの問題を出されたことがありました。
派遣先による筆記試験や適性検査は禁止されています。
気になることがあれば、派遣会社へ相談しましょう。
よくある疑問Q&A
Q. 顔合わせは断れますか?
断れます。
終了後の意思確認で「今回は辞退したい」と伝えれば問題ありません。
Q. 落ちたら終わりですか?
ほとんどの場合、また別の案件を紹介してもらえます。
Q. 複数の派遣会社から同じ企業を受けられますか?
基本的には避けた方がいいです。
後でトラブルになることもあるので、他社応募状況は正直に伝える方が無難です。
まとめ
- エントリー後に社内選考がある
- 事前の企業リサーチはかなり重要
- 当日はスーツ+A4バッグが無難
- 営業担当との事前すり合わせが大事
- 顔合わせは「確認の場」だけど実際には見られている
- 合わないと思ったら断ってOK
顔合わせは、最初はかなり緊張します。
でも実際に何度か経験すると、「企業との相性確認の場なんだな」と感じるようになります。
必要以上に怖がらず、事前準備だけしっかりして臨めば大丈夫です。
派遣登録の流れについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
→【派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説】

