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5社目の転職活動で、初めて気づきました。
履歴書の職歴欄が、足りない。
市販の履歴書しかなかった時代です。
罫線を定規で2分割して、1行を2行として使いました。
字は小さくなりました。
読みにくいと文句を言われました。
それでも、書く欄がなかった。
転職回数が多いと、こういうことが起きます。
書類選考で弾かれる。
面接で転職理由を根掘り葉掘り聞かれる。
「またすぐ辞めるんじゃないか」という目で見られる。
ただ、同じ職歴が、派遣登録では全く違う扱いを受けます。
いろんな現場を経験している人として、むしろ重宝される場合が多い。
この記事では、転職回数が多くて正社員応募に行き詰まっている人に向けて、派遣という選択肢が実際どういうものかを書きます。
正社員に戻りたいのか、派遣で働くのか、自分に合う方向が見えてくるはずです。
転職回数が多いことは、それ自体が悪いわけではありません。
任期が決まっていた仕事、会社都合の契約終了、環境が合わなかった職場。
事情はそれぞれ違います。
転職回数が多いということは、それだけ多くの現場で選ばれてきた証拠でもあります。
ただ、正社員の採用市場では、その事情よりも「回数」だけが先に目に入るのが現実です。
だからこそ、戦う土俵を変えることを考えてほしいのです。
転職回数が多いと正社員選考で不利になる理由
私は、20代で5社以上の転職歴がありました。
そうなると、書類選考で弾かれて、面接まで辿り着けないことが多いです。
運よく面接に進んでも、こういう質問が待っています。
「なんでこんなに転職しているんですか。」
「長くて5年強で、他はどれも短期が多いようですが。」
「役所の臨時職員は任期制だったため」と答えると、今度はこう来ました。
「なぜ新卒で入った会社を辞めた後、正社員で探さなかったんですか。」
答えても、次の質問が来ます。
転職理由を説明するたびに、また別の疑問が生まれる。
面接がいつの間にか、職歴の弁明の場になっていました。
企業側の本音はシンプルです。
「またすぐ辞めるんじゃないか」という一点に尽きます。
転職回数の多さは、採用担当者にとってリスクのサインとして映ります。
派遣では転職回数の多さが評価されることもある
派遣登録で選考に残りやすいのは、経理経験20年、特定の職種を10年以上やってきたベテランです。
ただ、20代でそこまでのベテランはそうそういません。
では20代の転職回数が多い人は不利かというと、そうでもない。
ポイントは掛け算です。
パソコンのインストラクター経験がありました。
事務経験もある。
この2つを足すと、パソコン全般が得意な事務スタッフになれます。
例えば、接客業の経験が長くて事務職を目指す場合、正社員採用では「事務経験なし」と見られてしまうことがあります。
でも派遣では、「電話対応やクレーム対応に慣れている」「来客対応を安心して任せられる」と評価されるケースも少なくありません。
また、営業経験と軽作業の経験があるなら、「現場感覚がわかる営業アシスタント」として重宝されることもあります。
一見バラバラに見える職歴でも、派遣では意外と組み合わせで評価されることがあります。
いろいろな仕事をしてきた経験が、あとから強みになる人も多いです。
職種がバラバラに見えていた経歴が、組み合わせることで強みに変わります。
正社員の選考では、転職回数が多いことと職種がバラバラなことは、それぞれ欠点として見られます。
ところが派遣では、その2つを掛け合わせることで、専門職に負けない武器になることがあります。
いろんな現場を渡り歩いてきた経験は、派遣においては「適応力がある人材」として映ります。
正社員応募で何度も弾かれてきた職歴が、派遣登録の窓口では全く違う評価を受けることがあります。
正社員と派遣、どちらを選ぶべきか
転職回数が多い人の選択肢は、大きく2つあります。
ひとつは、正社員を目指すこと。
私見ですが、転職回数が多くても正社員に戻りやすい人には、ある共通点があります。
同じ職種で転職を重ねてきた人、または専門的な技術職でキャリアを積んできた人です。
一貫性があれば、転職回数の多さよりもスキルを評価してもらえる場面があります。
ただ、20代で4回以上、30代で6回以上となると、書類選考の壁はかなり厚くなります。
私自身、書類選考がなかなか通らなくなったとき、だめもとでキャリアコンサルタントに相談したことがあります。
「履歴書の内容はブラッシュアップされていて直すところがない。
ただ、職歴の多さで圧倒されてしまう。
パソコンで出力するなら、罫線を実線から破線に、黒から薄いグレーにしてみて。
文字が引き立って、やわらかい印象になるよ。」
そんなアドバイスをもらいました。
自分一人では気づけなかったことです。
アドバイス通りに調整してからは、以前より書類選考に通過しやすくなった感覚がありました。
転職回数が多くて行き詰まっているなら、まずプロに相談してみることをおすすめします。
自分では見えていない強みや、書類の改善点を一緒に整理してもらえるかもしれません。
一人で履歴書を直し続けるより、転職市場を知っている担当者に見てもらった方が早い場合があります。
→ リクルートエージェントへ
もうひとつは、派遣という働き方を選ぶこと。
派遣社員には、正社員にはない大きなメリットがあります。
まず、職歴の多さや職種のバラバラさが、マイナスではなくプラスに働きます。
上で書いたように、複数の経験を掛け算することで、派遣では即戦力として評価されることがあります。
次に、勤務先を自分で選びやすいという点があります。
正社員では書類選考すら通らないような有名企業や、新卒のときに入れなかった大手企業にも、派遣社員なら入りやすくなります。
しかも、契約期間が決まっているため、合わなければ次の職場を探せます。
転職回数が多くなってしまった理由が「職場環境が合わなかった」という人には、むしろ向いている働き方です。
正社員と違い、合わない職場に縛られ続けることがないからです。
また、派遣で働きながらスキルを積んで、その後正社員を目指すという順番もあります。
そのための制度として、紹介予定派遣というものがあります。
(厚生労働省:労働者派遣・職業紹介について)
最長6ヶ月間、派遣社員として実際に働きながら職場の雰囲気や仕事内容を確認し、双方が合意すれば直接雇用に切り替わる仕組みです。
「職場の雰囲気」「仕事内容」「人間関係」を事前に確認できるため、いきなり正社員として入社するよりもミスマッチが少ないのが大きなメリットです。
紹介予定派遣を検討するときに気になる人が多いのが、「もし合わなかったら断れるの?」という点だと思います。
結論から言うと、直接雇用になる前に辞退することは可能です。
ただし、必ず正社員になれるわけではなく、契約社員として採用される場合もあるため、事前に雇用形態を確認しておくことが大切です。
転職回数が多い人ほど、「次は失敗したくない」と慎重になりやすいものです。
いきなり正社員として入社するより、一度働いてから判断できることで、ミスマッチを減らしやすくなります。
結果的に、「思っていた職場と違った…」という早期離職を防ぎやすいのも、紹介予定派遣の強みの一つです。
まずは求人を見るだけでも、自分に合う働き方のイメージがつかめます。
「自分の経歴でも応募できる求人ってあるんだ」と分かるだけでも、かなり気持ちが楽になります。
→ 求人数が多いリクナビ派遣へ
「派遣って興味はあるけど、登録って何をするのか分からなくて不安。」
私自身も最初はそうでした。
実際は、登録したからといって必ず働かなければいけないわけではありません。
派遣登録の流れや、当日の雰囲気についてはこちらで詳しくまとめています。
派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説した記事はこちら
→ 派遣社員として働くための第一歩!派遣会社への登録の流れを体験談つきで解説

